今どきの新人を成長させるカギは

先週に新入社員研修を2か所で実施しました。

特徴を整理すると3点あります。それぞれ要因分析も考察しましょう。

 

1、素直である

中にはピアスをしてくるやんちゃな男性もいるのですが、理由とともに伝えるときちんと外してくれます。

《要因分析》

少子化の影響もあり、親・祖父母・先生・習い事のコーチなど、適切に導いてくれる大人に囲まれて育ってきました。大人の言うままに行動をすることで失敗を避けてきた世代と言えます。

 

2、失敗よりも成功から学ぶ

研修中の自分たちの失敗に対して悔しそうにはするが、それよりも他者の成功に眼がいったり、学ぼうとします。

《要因分析》

上記のように失敗経験よりも圧倒的に(小さな)成功経験を積み重ねてきた世代ですから、まず成功にたどり着く道を発見しようとします。また中高生の頃からスマホを扱い、答えをすぐに導くことができる環境に育ってきたこともあります。

 

3、新たな関係性を自らつくろうとしない

少人数グループでは研修中も休憩中も盛んに会話をするが、見知らぬメンバーには自分から働きかけることをしません。

《要因分析》

不安定な状況よりも安心して生活する環境で育ってきました。親世代よりも圧倒的に家族との時間を大切にするのもこの世代の特徴と言えます。また、休憩中にはスマホを開けることで周囲が声掛けしにくい状況を自らつくっています。

 

さてこんな特徴を持った新人たちに、いち早く戦力になってもらうためにはどうすれば良いのでしょうか。上司が留意すべき点を、今回は2つ紹介しましょう。

 

まず1点目は「安心感」を持たせることです。普段から自分のことをわかってくれている、見てくれている、そういった経験を持たせることで、失敗に対する怖れは少なり「安心感」を持つことになります。この時上司で必要となるのは『受信型マネジメント』といって、知る、聞く、見るの3点です。

 

2点目は仕事の目的や意味や理由を何回も伝えることです。案外貢献意欲は持っている今どきの新人たち、ちっぽけな仕事に見えてもなぜこの仕事が必要なのか、事あるごとに目的や意味を伝えることが大切になります。またほめる、叱るについても、なぜ良かったのか、なぜ叱ったのか、丁寧に意味づけすることで、その後の行動が変わることでしょう。

 

一見「今どきの新人は難しい」と思ってしまいがちでも、彼らの本質や自分たちとの違いを少し知ることで、彼らを成長させるヒントが見つかります。

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